★逆恋☆
「うっっっっっ……ぜぇーーーーー!!!!!!」
手すりに駆け寄り
4階のベランダから
俺は声を吐き出した。
「いちいち新聞部も女子もうっせぇんだよ!!
朝っぱらから!
てか大体何なんだよあの新聞部!!
俺、勝手に“可愛い系男子”って言われる筋合いないんですけどーーーっ!!」
はぁっと息を漏らす俺。
溜まりに溜まった鬱憤は
彼方へと消えていき
隣には和哉が笑って立っていた。
「すっきりしたか??」
「ん。サンキュ。」
俺達はベランダに座った。