★逆恋☆
涼くんはすぐに目を逸らしたけど






あたしの心臓の音は


ドクン

ドクンっ







ってまだ鳴り止まなくて






いつまでたっても涼くんから目が逸らせなかった。



























「紫乃っ!」



「えっ??」




茜に呼ばれて意識が戻ってきた。

額に汗が浮いてる。






「紫乃どこにいたの!!?もうすぐ試合!!」


「えっ、うそ??」




あたしは振り返って備え付けの時計を見た。














9時25分………






あと5分!!!








「やばっ………!!」






わき目もふらずに

あたしは茜と試合に向かった。

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