手を繋いで…
先輩らは 出て行った。


『うちは 美奈子。 オジサンは どこの何いう組の手下?』

こうなったら 強気で
構えとかんと アカン。
最後には あの人の名前
出そう…

『美奈子チャン…
姐さんにならんかな?』
『はっ?オジサン 今
先輩に女 ねとられて
恐喝しに来てるんやろ? ふざけたこと 次から次言えますよね。』

『その 肝座ったとこが
えぇのや…
最初から わかってたで! やから 美奈子チャンの友達は 入ってこい いわなんだやろ』

『 細かいことはえぇねん。 オジサン うちを女にしよう思ってるだけやん!ワタシは逃げへんし…
逃げたら 先輩にまた
いちゃもんつけるんやろ』

『そこまで 小馬鹿にされたら しゃーないな』

『うちは 何もせんから
まさぐったらえぇやん
うちの身体…好きなように したら?』

うち 自分で とんでもないこと 口ばしってる…


一番腹が立つ チンピラ…

一般人に脅しかけて
食い繋いでるよな
最低野郎…


うちには 作戦があった…

最後には 塀の中行きに
してあげる…



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