手を繋いで…
美奈子の頭の中は
真っ白になった。
血の気が引いていくのが分かった…

ほんまやったら
何で?原因何なん?

まさかッ……
あの人に限って
それは ありえへん。
やったら 何で?


美奈子は どうやって
電車にのり
どうやって 地元まで
帰ったのか 覚えていない
勝からの 電話を切った後 それからの自分の行動を思い出すことは 未だに
出来ない…

ただただ 不安ばかりで
押し潰されそうな気持ちを振り払っていたこどだけ覚えている…
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