手を繋いで…
もう 離さんといて

もう どこにも いかんといて

男は遊ぶ生き物や
わかってるから
遊んでかまへんから
心だけは うちを みといて……………

そんな想いが駆け巡る



離れたくない


『美奈子…何があっても俺から 離れるなよ』



うん………


何でなん なんで
この時 こんなこと
いうてんや!


期待もたすよなこと
なんで 真 うちに いうてんや!


なんでやったんや?



一緒になられへんて
この時もわかってたん
ちゃうの?


離れるな…


あれが ホンマの気持ちやったんかな…



『紹介したい人いてるから 今から 行ってええ?』

『えぇよ』


美奈子は真の車に乗り込んだ
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