手を繋いで…
『叩いてええから…叩いて。それで あゆみの気持ちスッキリするわけでもないけど…あゆみ…そんな 優しいこと 言わんといてよ。もっともっと…うちを責めてくれたらええ。』

そういう うちに あゆみは……………

『責めることは 簡単や。 責めて あいつが戻ってくるわけでもないやん。私…美奈子を責めたら 惨めやん。やから 許すよ。………でね あいつが 付き合いたい 言ったら OKしてあげて。私に気をつかわなくていい。今は 美奈子にはあいつの良さは わからないやろけど スッゲーいい奴やから。』

ッて うちに言うてんや。

で どうすることも出来ずに 二人で 泣いた。


ごめんの気持ちと あゆみの 女粋にありがとうの気持ちで入り乱れた。


うち このことがあってから 真の奥さんのこと
少しだけやけど 心の中にある責める気持ちが ほぐれた……ッて その時は思ってた。

あゆみから 教わったんや。
許すッてことは 心の広い人にしかでけへんもん…そうありたいって 思ったんや。



最低最悪女やけど…。
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