流れ星に願うとき
第一章 冬の夕方

午後5時12分


窓を見れば外は真っ暗


「全く!空は何処行った~!!」

星斗が家の中で叫んでいる


「もう少し落ち着いたら!?」

「無理!!
俺、電話してくっから!!!!」



まったく何で星斗は

こんなに落ち着きがないんだろ。




星斗が空の携帯に

電話をかける



PIPIPI~♪



PIPIPI~♪



PI!





『はい…』

空が電話に出たようだ

同時に、

「空っ!!!
今何時だと思ってんだよ!!!」

星斗が怒鳴った

『えっ?!星斗???
今???えっと…5時くらい…?』

「分かってんなら
何で今外にいんだよ!!!」

まったく落ち着きがない

俺はため息をついた

< 1 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop