約束 〜promise〜
定時から1時間ちょっと過ぎた頃






「どうしようか、手伝おうか?」






一足先に仕事が終わったらしい神崎さん。

だけど、あたしの仕事まで手伝ってもらうわけにはいかないから






「大丈夫です!あと10分くらいで終わりそうなんで」

「そう?じゃあお先に失礼するよ」

「は〜い、お疲れ様でした!」






神崎さんを送るのと同時に、ふと顔を上げると何人かいた残業仲間たちはいつの間にか帰っていて。

残るはあたしと課長の若井さんだけ。





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