君に捧ぐ‥



「雛は悪くないのに、ごめんっ」



「林檎……」



「あたし、やっぱり雛が隣にいないとダメだ。」




「っ……うん!」



思わず涙が出てきた。



林檎が、笑顔を向けてくれたから





「あたしたち、親友だよね?」


「もちろんでしょっ♪」





あたしと林檎の絆は、きっと前より深くなった。



これから喧嘩もいっぱいするかもしれないけど、やっぱり親友は林檎だけなんだろうな。



「教室、もどろ?」


「うん♪」




あたしたちは、色々な出来事があった保健室を、後にした。










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