君に捧ぐ‥
答え
「………」
ドキン…ドキン…
あたしと凪ちゃんの間に、沈黙が走った。
きっと時間にしたら、一分二分の沈黙だったんだろうけど、あたしは一時間もの長い間に感じた。
「…青山?」
ドキッ
「……」
凪ちゃんは、あたしの顔をのぞき込もうとした。
あたしは、凪ちゃんの顔をみれなくて、もっと顔を下にした。
「……青山、俺を見て?」
…ずるいよ、凪ちゃん。
好きな人に、そんな甘い声で言われたら…
逆らえる訳ない。
あたしは、ゆっくりと顔をあげた
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