君に捧ぐ‥



「ミサキーっ♪また来たよー」


「あっ、雛ちゃん♪」



あたしとミサキは、しばらく話していた。



「ねえねえっ、あたしの彼氏、今この病院に入院してるんだけどっ!ミサキのこと紹介したいー」



「えっ、いいの?!あたし、じゃまじゃない?」




「全然♪いこいこっ」



「うんっ…」




あたしは、ミサキを連れて凪ちゃんの病室に向かった。





……今日もミサキは、甘い甘い、イチゴの香りがしていた。










.
< 138 / 179 >

この作品をシェア

pagetop