君に捧ぐ‥
―――…数年後
リーンゴーンリーンゴーン…
「おめでとう!!」
「おめでとう!!」
あたしは今、結婚式場にいる。
「おめでとう、林檎、新!!」
今日は、新と林檎の結婚式。
林檎の猛アタックの末、二人は付き合い、結婚することになった。
くだらないことで喧嘩したりする二人だけど、なんだかんだお似合いだと思う。
「雛!」
「林檎、新!!おめでとう♪」
「ありがとう♪あれ、雛の旦那は?」
「おめでと。まさかおまえ等が結婚するとはな。」
そう言いながら、あたしの頭に腕を乗っけてきたのは…
「凪ちゃん!!美佳♪」
最愛の人と、愛しい愛娘。
そう、あたしと凪ちゃんは結婚し、子供も産まれました♪
「キャー美佳ちゃん♪可愛いーッ」
「アハハ、林檎ってば♪」
「雛。久しぶり♪」
「新…おめでと♪」
「コラ、クソガキ。俺の雛に近づくな。」
「いい年して嫉妬かよ。このロリコン。」
「なっ…!?」
「「アハハハ…」」
とても幸せな、結婚式だった。
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