君に捧ぐ‥
幸せ 〜*教師と生徒の壁*〜
「学級委員!運ぶの手伝ってくれ。」
「はーい。」
沙帆は、学級委員になった。
その方が、俺との時間が増えるから。
「よいしょっ…先生、ここでいいですか?」
誰もいない、空き教室。
この空間には、俺たち2人だけ…
「沙帆…凪ってよんで?」
俺は、沙帆を後ろから抱き締めた
「だめだよ…誰かに見られたら…」
「誰も見てないよ。俺たち、2人だけだから……」
「……凪………」
「沙帆……好きだよ。」
俺たちは、口づけをした。
誰も見ていない、2人だけの空間
このまま、時が止まってしまえばいいのに―…
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