君に捧ぐ‥

幸せ 〜*教師と生徒の壁*〜




「学級委員!運ぶの手伝ってくれ。」



「はーい。」




沙帆は、学級委員になった。



その方が、俺との時間が増えるから。





「よいしょっ…先生、ここでいいですか?」



誰もいない、空き教室。



この空間には、俺たち2人だけ…



「沙帆…凪ってよんで?」


俺は、沙帆を後ろから抱き締めた




「だめだよ…誰かに見られたら…」



「誰も見てないよ。俺たち、2人だけだから……」




「……凪………」



「沙帆……好きだよ。」




俺たちは、口づけをした。




誰も見ていない、2人だけの空間





このまま、時が止まってしまえばいいのに―…










.
< 42 / 179 >

この作品をシェア

pagetop