君に捧ぐ‥
「先生ってぇー、白石さんのこと嫌いだよねぇっ」
俺にベタベタしてくるギャル系女子がそう言ってきた。
「…先生は、みんな平等に好きだよ。」
“先生”はな。
“春風凪”は、
沙帆だけを愛してるんだ。
「やだーっ先生ったらぁ!あたしも先生すきーっ♪」
俺の腕に絡みついてくるギャル系女子。
うざったいな…
「嬉しい♪」
とりあえず、俺は笑顔を作っておいた。
沙帆以外興味ない。
俺には沙帆だけいればいい…。
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