君に捧ぐ‥

屋上へと




「はあーっ、嫌なこと思い出しちまった。」



俺と沙帆の別れ。



俺はまだ、沙帆のことを想ってる

だから、どことなく沙帆に似ている青山が気になってしまうんだろう。



これは、“勘違い”なんだ。




「断んなきゃな…って、もうこんな時間か!?」


俺は、急いで屋上へと向かった。




青山、まだいるよな?
どうやって断ろうか。



そんなことを考えていた。










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