LOVE or LIKE
男はそれ以上、何も話そうとせず、窓際へ歩いて行く。


そこには、眼下一面のイルミネーションがあった。


「うわぁ、きれい」


窓に駆け寄る彩乃。


男はそんな彩乃を見て、笑っている。


「そんな喜んでくれたの初めてだよ」


「あっ、馬鹿にしてる」


彩乃は膨れっ面だ。


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