社長と私


ゾクゾクする。


触り方、焦らし方、声、体温


全てが目を開けてられないくらい心地いい。
気を失うかと思うくらいの時間だった。


ベットで2人とも倒れ込む。


「…汗かいたな。
風呂入るか?」


まさか誘われると思っていなくて、戸惑い気味に頷いた。


シャワーを浴び、丁寧に体を拭いてくれる彼に意外性を感じて思わず言ってしまう。


「優しいのね。
すぐタバコ吸いに行くタイプだと思ってた。」


すると、バサッと頭からタオルをかけられた。


「お前本当に男見る目ねーな。
そんな事する奴と寝るな。」


半裸で立ち去る彼に、そう来るか…と苦笑いをする。


< 8 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop