溺愛窒息Kiss
あー………くそっ!!!
頭をガシガシと書きながら、俺は自分のクラスに戻った。
つか追いかけろよ俺。
でも追いかけてもどうすればいいかわかんねーし。
また拒絶されるのが怖い……
マジ情けねー………
「なぁ逞……」
「んー??」
朝のホームルーム前、携帯をいじる逞に俺は言った。
「女心ってわかんねーな」
その言葉に逞は携帯をいじるのを止め顔をしかめながら言った。
「何急に……てかお前がそんなこと言うなんて……気持ちワリー」
「ほっとけ」
まぁ、逞に言ったらそう返ってくるのはだいたい予想してたけど。