溺愛窒息Kiss

あー………くそっ!!!

頭をガシガシと書きながら、俺は自分のクラスに戻った。




つか追いかけろよ俺。

でも追いかけてもどうすればいいかわかんねーし。


また拒絶されるのが怖い……

マジ情けねー………






「なぁ逞……」

「んー??」

朝のホームルーム前、携帯をいじる逞に俺は言った。


「女心ってわかんねーな」

その言葉に逞は携帯をいじるのを止め顔をしかめながら言った。


「何急に……てかお前がそんなこと言うなんて……気持ちワリー」

「ほっとけ」


まぁ、逞に言ったらそう返ってくるのはだいたい予想してたけど。



< 29 / 66 >

この作品をシェア

pagetop