溺愛窒息Kiss

そりゃ、あたしだって色々したいことはある。


デートだってしたいし、手だって繋ぎたい。



キスはもちろん、それ以上のことも、亮とならしたいな、って思う。

“恋人”っていうことをたくさんたくさんしたい。


だけど、あたしは亮が大好きだから。

“女”としても、“彼女”としても、焦らないで亮に合わせて、一つ一つをゆっくり進んでいけばいいの。


きっと亮もあたしを大切に思ってくれるから、あたしに合わせてくれるから、それに甘えないで、


あたしも亮に合わせよう。

そう思う。



それを美麻に言ったら

「そんなんじゃいつまで経っても進展しないわね」

って溜息つかれたけど。