夢〜明日への奇跡〜(実話)
いよいよ…
結婚式の日がきた。

和実の体調も絶好調だと
和実のお母さんから連絡をもらい 和実には私は今日は検診で遅くなると言う設定になっていた。


『麗奈!忘れ物はないの?』

『お父さん、お母さん、我が儘な娘でごめんなさい…本当に色々ありがとうございました。これからもよろしくお願いします…』

私はリビングにいた お父さん お母さんに挨拶をした。

『何言ってんのよ…あんたって子は…』

『麗奈…辛いのは今からだぞ。お前が決めた人生だからしっかり自分の足で立つんだぞ。母さんも理奈もお前の味方だからな。今日は和実君に最高の笑顔を見せてあげなさい。じいさんも大好きだったお前の笑顔をな…』

そうゆうとお父さんは煙草をくわえて煙りで涙を隠すかのように外に出た。



私はこの両親の娘で生まれてきたことを心から感謝した。
いきなり仕事辞めて
妊娠して…
結婚して…。

本当に親不孝だよね。
私今からも頑張るから。
きちんと自分の足で立って夢花にも生まれてきてよかったって思われるような母親になるからね。


じーちゃん…
私幸せだよ。

今日の晴れ姿
じーちゃんも楽しみにしてたよね…

天国で ちゃんと見ていてね………。
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