夢〜明日への奇跡〜（実話）

新しい年が明け今日は初出勤の日だった。

相変わらず私と先生はメールだけ…きっと忙しいんだろうな…。

『あけおめ〜！今年しもよろしくっ！』

職員同士の挨拶が元気に聞こえる。

苑にも門松が飾られまた今年も利用者の皆さんとの毎日が始まる。

『今年も気を引き締めて怪我などさせないように楽しく過ごして頂けるように頑張りましょう』

『宜しくお願いします』

主任の挨拶でそれぞれ配置についた。

『バスの補助誰だよ〜滝沢！！お前だよ！早くしろ！迎え行くぞー』

『ごめん！今行くから』

初仕事の送迎は源太とペアか…。
あの日以来何も言ってこないけど。。。

『ったく…滝沢新年早々もたもたしやがって！お前正月の餅食い過ぎて太ったんじゃねーの（笑）』

『も〜！！むかつく！！新年早々ますます口の悪さが増したんじゃないの？』

『だって本当じゃん（笑）そういや…イケメン野郎とはまだメールだけか？初詣とか行かなかったのか？』

『行ってないよ。先生忙しいんじゃないかな…メールは最近減った気もするけど』

『そっか…』

本当…最近メール減ったなぁ…
やっぱり先生みたいな素敵な人は私なんか無関心なんかな…
ちょっと浮かれすぎてたのかもね。

いかんいかん…仕事しなきゃ！！

じーちゃん年が明けたよ！今年も私がしっかり仕事出来るように見守っててね。