夢〜明日への奇跡〜(実話)
『いつも車止めさせて頂いてありがとうございます』
『いいんだよ!和実君には沢山お世話になったからね。』

『えっ…』

どうゆう意味だろ…
和実と本屋さんのご主人
と和実って…。

『あっ…そんな深く考えなくてもいいんじゃよ!和実君はいい先生だ…ずっと二人仲良くしてくれよ』

『…あっ…はい』

『麗奈!遅れてごめん。おじさん!お疲れ様です!今日も車止めさせてもらうわ』

『構わんよ!麗奈ちゃん泣かしたりしたら俺が許さんぞ!俺だけじゃなく、婆さんが出てくるぞ』

『勘弁してくださいよ…大丈夫ですって』

私は店主さんに深く会釈をして和実の車に乗った。

【婆さんが出てくるぞ】

って どうゆう意味だろ…

『今日新しい患者さん来られて遅くなっちゃって ごめんな!何食べたい?腹減っただろ』

『その前に和実が連れて行ってくれたあの夜景見に行きたい!ダメ?』

『そっか…いいよ!今日は記念日だから麗奈姫のゆうとおりにしような(笑)』
『姫って何よ〜(笑)』

…私は和実の事 何も知らない。

どうして理学療法士なったのかとか家族の事とか…
本屋の店主さんが言ってたことも気になるし…
もっと、もっと和実の事が知りたかった。
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