夢〜明日への奇跡〜(実話)
何も言わず和実は車を人気の少ないホテル街へと走らせた。

ちょっと…和実本気なの?
『麗奈…着いたよ』

『えっ…』

私はもう後戻りできなかった。
きっと和実の中で1番最悪な女で終わってしまうんだ…

私は薄暗い部屋へと入った
愛する人に抱かれる…普通なら喜ばしい事なのに…。
すると和実が優しく私の髪を撫で ゆっくりとキスをした…

えっ…和実泣いてるの?

確かに私の服が和実の涙で濡れていくのがわかった。
『麗奈…ごめんな…』

そう何度もいいながら私の服を丁寧に脱がし体中にキスをした…

『和実…やめ…て』

和実は私の言葉も無視し

体全体で私を抱いた。
ずっと泣いていた。

あんな優しく丁寧に抱かれたのは初めてだった…。

和実ありがとう…

愛してるよ…


私達は生まれたままの姿で何時間も抱き合ったままだった。



和実の涙の理由も
聞かずに……。
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