夢〜明日への奇跡〜(実話)
私は赤ちゃんの写真を持って和実の病室の前まで来た。本当に入院してるんだ…
一人部屋…。
私は深呼吸してドアをノックした。
トントン…
『どうぞ…』
間違いなく和実の声だった優しくて愛しい声…
私は戸を開けた…
『麗奈…どうして…ここに…』
いつも清楚な格好の和実ではなく
点滴につながれ 少し痩せた病着姿の和実が驚いた表情で私を見ていた。
『和実…ごめんなさい…私…何も知ろうともせず』
『どうしてここに…ばれちゃったか…麗奈ごめんな…お腹の子供は俺の子供だろ。麗奈が嘘ついてたことくらい分かってるよ。あの日確かに俺は麗奈を愛したんだから…俺が病気さえしてなければ…』
『私こそいつも一方的でごめんなさい。ちゃんと話聞こうともしなかった。
ほら…お腹触って…赤ちゃんだよ』
『初めまして!パパでしゅよ…ごめんな…寂しい思いさせたな』
私は涙が止まらなかった。源太にあれほど笑顔って言われたのに…
我慢出来なかった。
『麗奈聞いてくれ…俺…癌なんだ…オペしても転移してれば良くて三ヶ月だってよ…情けないよな…病院で働いていながら俺が入院してんだもんなぁ。オペしてもどうせ悪性なんだからオペする気になれないんだよ…愛する女も守れない情けない男だよな』
『何それ?和実らしくないよ!私に夢を語ってくれたキラキラしている和実は何処にいってしまったの?そんな和実見たくない!』
『でもな…麗奈に子供出来たって言われて絶対治してお前達を迎えに行こうって思ってたんだ。今日麗奈の顔や子供の写真見たらますます元気にならなきゃ…て思えてきたよ』
『和実…』
私は抱き号泣した。
それと同時に
じーちゃんの時との記憶が蘇ってきた…
もう後悔はしたくない…
『麗奈…俺手術うけるよ。奇跡を信じてみる…お前が俺を信じてるようにな』
『…うん』
『そして結婚しよう…
麗奈のそばにずっと
いたい
愛してるよ…… 』
和実…
信じてるよ。
お腹の子供と3人で乗り越えていこうね。
この幸せがずっと続くと思ってたのに…
一人部屋…。
私は深呼吸してドアをノックした。
トントン…
『どうぞ…』
間違いなく和実の声だった優しくて愛しい声…
私は戸を開けた…
『麗奈…どうして…ここに…』
いつも清楚な格好の和実ではなく
点滴につながれ 少し痩せた病着姿の和実が驚いた表情で私を見ていた。
『和実…ごめんなさい…私…何も知ろうともせず』
『どうしてここに…ばれちゃったか…麗奈ごめんな…お腹の子供は俺の子供だろ。麗奈が嘘ついてたことくらい分かってるよ。あの日確かに俺は麗奈を愛したんだから…俺が病気さえしてなければ…』
『私こそいつも一方的でごめんなさい。ちゃんと話聞こうともしなかった。
ほら…お腹触って…赤ちゃんだよ』
『初めまして!パパでしゅよ…ごめんな…寂しい思いさせたな』
私は涙が止まらなかった。源太にあれほど笑顔って言われたのに…
我慢出来なかった。
『麗奈聞いてくれ…俺…癌なんだ…オペしても転移してれば良くて三ヶ月だってよ…情けないよな…病院で働いていながら俺が入院してんだもんなぁ。オペしてもどうせ悪性なんだからオペする気になれないんだよ…愛する女も守れない情けない男だよな』
『何それ?和実らしくないよ!私に夢を語ってくれたキラキラしている和実は何処にいってしまったの?そんな和実見たくない!』
『でもな…麗奈に子供出来たって言われて絶対治してお前達を迎えに行こうって思ってたんだ。今日麗奈の顔や子供の写真見たらますます元気にならなきゃ…て思えてきたよ』
『和実…』
私は抱き号泣した。
それと同時に
じーちゃんの時との記憶が蘇ってきた…
もう後悔はしたくない…
『麗奈…俺手術うけるよ。奇跡を信じてみる…お前が俺を信じてるようにな』
『…うん』
『そして結婚しよう…
麗奈のそばにずっと
いたい
愛してるよ…… 』
和実…
信じてるよ。
お腹の子供と3人で乗り越えていこうね。
この幸せがずっと続くと思ってたのに…