夢〜明日への奇跡〜(実話)
私は妊娠4ヶ月目に入りツワリも以外に早くなくなり和実の手術の日も間近に控えていた。

そして大好きな介護福祉士という仕事も
和実の看病と赤ちゃんの為に退職することを決めた。
『今日で希望苑を退職します。また元気な赤ちゃんを生んで必ず戻ってきますからそれまで皆さん元気でいてくださいね。8年間本当にありがとうございました』

私は精一杯の笑顔でお世話になった利用者の皆様に挨拶をした。

こんな未熟な私にみんな涙してくれた。

『滝沢さん本当にご苦労様じゃった…。毎日その笑顔に救われ苑に来るのが楽しみじゃったよ!元気な赤ちゃん生むんだぞ』


いつも私を笑わせて元気付けてくれていた利用者さんからの暖かい言葉…。

絶対忘れない…。

この苑で教えてもらった
[生きる]
と言う意味を……。

安らぎを与える仕事なのに皆さんから安らぎや優しさを沢山 もらってたんだね。

私…介護福祉士でよかった希望苑に就職出来てよかった。

必ずまた
介護福祉士として
戻ってきます…。


じーちゃん私に…
素敵な
[夢]

残してくれて
くれてありがとう。
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