夢〜明日への奇跡〜(実話)
トントン…
『和実!麗奈姫と夢花姫が来たよ!嬉しいでしょ?』
『お〜愛しい麗奈・夢花〜!会いたかった』
相変わらず元気な和実だった。
夢花の写真を見せると
キスして離さなかった。
『麗奈…俺…夢花をこの手で抱けるよな…オムツ変えたりお風呂入れたり…出来るよな?』
和実の言葉に一瞬ドキッとした。
『何を言ってるのよ!当たり前でしょ…胃の腫瘍は全部取り除いたって先生も言ってたでしょ』
『そうだよな…何か急に不安になるんだよ。明日には死んでるんじゃないかってな。目が覚めると今日も生きてたってホッとするんだ。夢花に会えるまであと4ヶ月だもんな…長いな…』
私は涙目で話す和実の顔をまともに見れなかった。
作り笑いすることが精一杯だった。
『夢花…パパは弱虫になっちゃったよ』
『夢花嘘だぞ!ママの言う事、真に受けるなよ(笑)早く生まれてこいよな〜俺の可愛いベイビーちゃん』
和実はずっとお腹をさすり夢花に話しかけていた。
私は売店に行くと言って病室を出た。
作り笑いの限界だった。
1番弱虫なのはママだね。
和実…嘘ついてごめんね。
『和実!麗奈姫と夢花姫が来たよ!嬉しいでしょ?』
『お〜愛しい麗奈・夢花〜!会いたかった』
相変わらず元気な和実だった。
夢花の写真を見せると
キスして離さなかった。
『麗奈…俺…夢花をこの手で抱けるよな…オムツ変えたりお風呂入れたり…出来るよな?』
和実の言葉に一瞬ドキッとした。
『何を言ってるのよ!当たり前でしょ…胃の腫瘍は全部取り除いたって先生も言ってたでしょ』
『そうだよな…何か急に不安になるんだよ。明日には死んでるんじゃないかってな。目が覚めると今日も生きてたってホッとするんだ。夢花に会えるまであと4ヶ月だもんな…長いな…』
私は涙目で話す和実の顔をまともに見れなかった。
作り笑いすることが精一杯だった。
『夢花…パパは弱虫になっちゃったよ』
『夢花嘘だぞ!ママの言う事、真に受けるなよ(笑)早く生まれてこいよな〜俺の可愛いベイビーちゃん』
和実はずっとお腹をさすり夢花に話しかけていた。
私は売店に行くと言って病室を出た。
作り笑いの限界だった。
1番弱虫なのはママだね。
和実…嘘ついてごめんね。