夏と海~summer and sea~



「キャプテンの藤堂航雅だ。
キャッチャーをしている。
マネージャー、智夏でいいな。」


「あ、はい。」


キャッチャーで部長。
すごいな。
背が高くてガッチリととても筋肉質な身体。
一重できりっとしている。

「ちなみに経験のあるポジションは??」


部長らしく、ハッキリと喋る。


「あ、外野全部とセカンド、ショート、サードです。
外野は主にセンターでした。」


「俺!副キャプの田島彼兎(カナト)!ショートやってる!よろしくな!」


話に割り込んできた田島先輩。
私は「よろしくお願いします。」と笑っておいた。


「んじゃあ練習始めるぞ!」


そういってウォーミングアップから始まった。


「黒崎先生。部員の名簿ありますか??できるだけ早くみんなの名前覚えたいんで。」


「黒崎先生じゃなくて、黒崎海斗だから海斗先生。
それとも海斗とでも呼ぶか??」


「か、海斗先生で!
あの、名簿!」


「はいはい。待ってろ~。」


海斗先生はSだな…絶対に!



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