夏と海~summer and sea~



「今から3人でこれからのメニューについて考える。
っつても、今日から3日で3人が各々がこのチームの直すべきこと、増やしたいメニューを考えてくること。」



メニュー…。


「分かりました。3日後の土曜日は丁度雨みたいだし、ミーティングってことでいいんですよね??」


「あぁ、構わない。
航雅も智夏もこれからは3人で考えていく。
マネージャーは飾りじゃねぇからな!」


もちろんその通りだ。
私だってただのお飾りになるつもりはない。


「先生。これは提案なんですが。」


航雅先輩が何故か私を見ながら言った。


「智夏、ソフトボールやってたならそれなりにできるだろ??
週一でもいい。智夏も交えて練習てみるのはどうですか。
意外と学べることがあるかもしれません。」


私が練習に参加!?
それは、確かに興味がないといったら嘘になる。

ソフトボールは好きだし、野球も大好き。

でも、ボールの大きさが違うだけでかなり戸惑うものだ。

中学時代、ソフト部に野球ボールが転がって来ると、投げて返したりしだが…

重さや大きさが全く違うので、驚くべき悪送球になってしまったのだ。

だから、悪送球したら、など少し怖いという感情があるのも事実。



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