アリス図書館‡QUEEN



倒れた美里を自分が先程まで寝ていたベットへと寝かせた七瀬は、昨日風呂に入らず寝てしまったので風呂に入った。




あがってくるとキッチンから美味しそうな匂いが漂ってきた。



見に行けば、そこにはエプロンをして何かを作っている美里の姿が。






「もう大丈夫なのか?」





「あ、七瀬くん。うん、ごめんね?急に倒れたりして・・・ビックリしたでしょ?」





「いや。まあビックリはしたが・・・」






話しかけると調理をしながら首だけをコチラヘと向けて話した。



最初見たときよりも顔色が少しよくなっているようだ。






「お詫びと言っちゃあれだけど、朝ごはん作ってあげる」





「あ・・・ありがとう」






もう少し寝ていた方がいいんじゃないか。



そう言いたかったがもう作ってしまっているし楽しそうにするので言うのをやめた。



< 159 / 172 >

この作品をシェア

pagetop