アリス図書館‡QUEEN



飾り立てた食堂には聖夜とイオンが作った料理が沢山並べられていた。






「アリス、これ全部四人でたべるのか?」






まだまだ運ぶ聖夜はびっくりしたように料理を並べていく。






「エインセルが大食いなのを知ってるでしょ」






ちっさな体でエインセルは考えられない程沢山食べる。






「それでもこの量は・・・」



「いいから黙って運ぶ」






ビシッと言い放ちアリスは席について食べ始めた。






「ねぇアリス!プレゼントは?」






ワクワクしながらアリスの肩に乗り聞くエインセル。






「プレゼントはまだよ」






ふふ、と笑いながらアリスはエインセルに言った。






「えー!ケチッ!!」



「・・・やっぱりあげないどこうかしら」



「あ、ウソウソ!!イオンーッ」






慌ててさっていったエインセルの後ろ姿を見てクスッとアリスは笑った。




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