アリス図書館‡QUEEN



空には分厚い雲があり星も月も見えない空だった。

唯一の明かりは中央にある噴水のライトアップの光だけだった。






「アレ?アリスは?」






キョロキョロとイオンの肩にのって辺りを見回すエインセル。






「いないな・・・」






聖夜も軽く見回すがアリスの姿は見当たらない。

だがイオンは主人がいなくなったにもかかわらず立っている。






「アリス、何処なんだろ
−ガシャン−
エ!?なになに!?」



「噴水の明かりが・・・!」



「・・・?」






噴水のライトアップの明かりがいきなり消えた。

それにより先ほどよりも辺りは暗くなってしまった。






「えー、イオンどうしよう。アリスは見当たらないし・・・」



「・・・中に戻るか」






イオンの言葉に三人は館内に戻ろうと歩きだそうとしたら・・・。



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