紫陽花なアイツ

あなた誰?

という目で。

あたしは、真っ直ぐに女子の目を見た。

「あなたこそ誰?」

そう言った。








「三年の女子同士の喧嘩だって。」

「ただの口喧嘩とかでしょう?」

「ううん。つかみあいで2対1。」

真生は水場から帰って来ない夜志乃を呼びに渡り廊下を歩いていた。

そして、同学年の女子の声が耳に入る。

「それ、どこであったかわかる?」





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