紫陽花なアイツ

あたしはすくっと立ち上がった。

「迷惑かけた!あばよっ。」

そして、走り込むようにして家の中に入った。

「…あばよって。」

残された葉介は呟いた。

「つーか、熱あったし。」

夜志乃の額に触れた手を見る。

色々考える葉介。

結局、藤崎家に帰った。




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