紫陽花なアイツ

「今日、家でキムチ鍋するから。夜志乃ちゃん呼ぼうって思ったら、いないんだもの。」

あたしは葉介を見る。

「だから迎えに来てくれたの?」

葉介は居心地わるそうに家の中に入っていった。

答えろよ。バカ。

心の中で毒づいてから、あたしも藤崎家に入る。

てゆーか、夏が近いのにキムチ鍋って。

暑いよ!




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