紫陽花なアイツ

「……え。」

あまりに驚きすぎて、その言葉しか出ない。

朝だった。

朝ご飯を食べ終わって、耳をすませていたら、チャイムが鳴った。

もしかしたら、爽介かもしれない!という期待を胸に玄関を開けたら。

「…んだよ。」

何故、葉介が立っているの?


神様ぁぁぁ!!

「何って、こっちが何?」

「外行くっつってんだよ。」






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