紫陽花なアイツ
言イ訳ヲシテ

あたしはその日、すぐに家に帰った。

そしてベッドに潜った。

涙は出ない。

でも、スゴく重たいショックに頭も体も心もぺしゃんこにされてしまいそう。

…無視しなくても良いじゃん。

確かに彼女、隣にいたけど。

目も合わせないなんて。

あたし、ちゃんとソコにいたのに。

存在を消さないで。





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