紫陽花なアイツ
でも、明日は本当に学校に行けない。
こんな顔じゃー…。
鏡の中の自分を見る。
恐ろしく目元が腫れている。
ため息が出た。
なんであたしは、こんなにも葉介の事を考えているのかな。
兎に角、真生の携帯に電話を入れよう、と考えた矢先。
ピンポーン。
とリズムの良いチャイムが鳴った。
あたしは携帯をテーブルの上において、玄関に行く。
インターフォンを見るとそこには、今は考えたたくなく、会いたくもない人が…。