紫陽花なアイツ

でも、明日は本当に学校に行けない。

こんな顔じゃー…。

鏡の中の自分を見る。

恐ろしく目元が腫れている。

ため息が出た。

なんであたしは、こんなにも葉介の事を考えているのかな。

兎に角、真生の携帯に電話を入れよう、と考えた矢先。

ピンポーン。

とリズムの良いチャイムが鳴った。

あたしは携帯をテーブルの上において、玄関に行く。

インターフォンを見るとそこには、今は考えたたくなく、会いたくもない人が…。





< 94 / 175 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop