苺のアップリケ
「僕、お腹が痛いんだよね。どっかでお茶とか飲んだら治るんじゃないかな? …ひよ、まさか置いてかないよね?」
弾かれるように上げた顔はほっとしたように見えた。
僕は笑顔で頷いてつないだ手を放す。
「ほら。ひよ、山内にメールしな。風邪ひいて休みって篠原に言ってもらえ。」
僕も鞄から携帯を取り出して笹鳴に電話をかけた。
ビルの壁に向かって呼び出しの曲を聴いていると、いいところで笹鳴がでた。
「はよー。どーした? 今日は来ないのか?」
休みじゃなく、来ないのかと聞くところが笹鳴らしい。
僕をよくわかってる。
弾かれるように上げた顔はほっとしたように見えた。
僕は笑顔で頷いてつないだ手を放す。
「ほら。ひよ、山内にメールしな。風邪ひいて休みって篠原に言ってもらえ。」
僕も鞄から携帯を取り出して笹鳴に電話をかけた。
ビルの壁に向かって呼び出しの曲を聴いていると、いいところで笹鳴がでた。
「はよー。どーした? 今日は来ないのか?」
休みじゃなく、来ないのかと聞くところが笹鳴らしい。
僕をよくわかってる。