苺のアップリケ
「ああ。今日、オレ休みね。腹痛で下痢だから。とても行けませんって言っといて。」
笹鳴が担任に伝えるところを想像して思わずにやけた。
笹鳴は中身よりずっと軽く見える。
だから、担任は信じないだろうな。
僕が腹痛で下痢だなんて。
「わかった。まかせとけっ。…で、なにか面白いことがあるなら、オレもまぜてね?」
後半声を潜めたようなのは、近くに人がいるからだろう。
興味津々な口調も僕には楽しいものだ。
「ないない。下痢だからな。んじゃ、頼むな。」
言って、返事を待たずに切った。
笹鳴が担任に伝えるところを想像して思わずにやけた。
笹鳴は中身よりずっと軽く見える。
だから、担任は信じないだろうな。
僕が腹痛で下痢だなんて。
「わかった。まかせとけっ。…で、なにか面白いことがあるなら、オレもまぜてね?」
後半声を潜めたようなのは、近くに人がいるからだろう。
興味津々な口調も僕には楽しいものだ。
「ないない。下痢だからな。んじゃ、頼むな。」
言って、返事を待たずに切った。