苺のアップリケ
歩き出した先は、駅のバスターミナル。
時刻は9時過ぎ。
通学のピークはとっくに終わり、今は通勤の人々であふれている。
「どこ行くの?」
強引に柔らかな手を引いて人が並ばないバス停に並んだ。
今日一日サボったからってどうにもならないことはわかってる。
でも…。
ひよりを笑わせたいと思うから。
「ひよりが好きなとこ。」
時刻は9時過ぎ。
通学のピークはとっくに終わり、今は通勤の人々であふれている。
「どこ行くの?」
強引に柔らかな手を引いて人が並ばないバス停に並んだ。
今日一日サボったからってどうにもならないことはわかってる。
でも…。
ひよりを笑わせたいと思うから。
「ひよりが好きなとこ。」