レンズ越しの君へ
ママに出された紅茶を飲みながら、あたし達は結婚式の事を話した。
「これで、やっと澪ちゃんが本当の娘になるのね!すっごく嬉しい!あぁ〜、待ち遠しいわぁ」
そう言ってくれたママに、あたしは笑顔を向けた。
「あたしも嬉しいです」
「何なら一緒に住むか?」
「はぁっ!?絶対住まねぇからな!」
ハパが弾んだ声で訊くと、廉は強く否定した。
「父さんだって、澪ちゃんと一緒に住みたいんだぞ!」
「あのなぁ……」
そんなやり取りをする廉とパパを見て、あたしとママは声を上げて笑った。
あたしの実家では、こんな会話はしない。
すごく楽しくて明るいこの家の雰囲気は、あたしにとって居心地のいい空間だった。
「これで、やっと澪ちゃんが本当の娘になるのね!すっごく嬉しい!あぁ〜、待ち遠しいわぁ」
そう言ってくれたママに、あたしは笑顔を向けた。
「あたしも嬉しいです」
「何なら一緒に住むか?」
「はぁっ!?絶対住まねぇからな!」
ハパが弾んだ声で訊くと、廉は強く否定した。
「父さんだって、澪ちゃんと一緒に住みたいんだぞ!」
「あのなぁ……」
そんなやり取りをする廉とパパを見て、あたしとママは声を上げて笑った。
あたしの実家では、こんな会話はしない。
すごく楽しくて明るいこの家の雰囲気は、あたしにとって居心地のいい空間だった。