レンズ越しの君へ
「今日は早かったんですね」
作ったお酒を差し出し、ニッコリと微笑む。
中肉中背の彼は、常連客の田島(タジマ)さん。
年齢は50代後半で、大企業の社長をしている。
あたしがここで働き始めてから、ずっとあたしを指名してくれている人。
「お前に早く会いたくて、仕事を切り上げて来たんだ」
「ありがとうございます。でもイイんですか?社長がそんな事しちゃって……」
いつものように、他愛のない話をしながらお酒を飲む。
田島さんは何かとあたしの事を気に掛けてくれて、週に二回は必ず店に来てくれる。
それに社長と言うだけあって、お酒も高い物を入れてくれる。
店に入ったばかりの頃、右も左もわからなかったあたしに色々と教えてくれた。
あたしがNo,3でいられるのは、田島さんのお陰。
お客に順位を付けるつもりは無いけど、田島さんには本当に感謝していた。
作ったお酒を差し出し、ニッコリと微笑む。
中肉中背の彼は、常連客の田島(タジマ)さん。
年齢は50代後半で、大企業の社長をしている。
あたしがここで働き始めてから、ずっとあたしを指名してくれている人。
「お前に早く会いたくて、仕事を切り上げて来たんだ」
「ありがとうございます。でもイイんですか?社長がそんな事しちゃって……」
いつものように、他愛のない話をしながらお酒を飲む。
田島さんは何かとあたしの事を気に掛けてくれて、週に二回は必ず店に来てくれる。
それに社長と言うだけあって、お酒も高い物を入れてくれる。
店に入ったばかりの頃、右も左もわからなかったあたしに色々と教えてくれた。
あたしがNo,3でいられるのは、田島さんのお陰。
お客に順位を付けるつもりは無いけど、田島さんには本当に感謝していた。