同じ空の下で
―――

「津月。まだ、いたのか。」



あ。



「新城先生…。」



「どうしたぁ?俺と別れてから30分ぐらい経つんじゃないかぁ?」


「…知ってます。」



一応、雨が止むの待ってるんだけど…。



一向に止む気配は無くて…。



待ってたら30分ぐらい経ってしまった…。



「ハァー。」


「何、ため息ついてるんだぁ?まだまだ若いのにもったいないぞ。」



な?って言って先生は私の顔を覗きこんだ。



てか、その顔でその仕草ってマジで犯罪ですから…。 


てか、若いのにもったいないって何がぁ?!


本当、この教師わからない……。



「よしっ。帰るか、津月っ!!」


「え?」


「だって、お前傘無いんだろ?俺の傘に入れてやるから。」


「はぁ…。」


なぜに私が先生と相合傘しにゃならんのだ……?

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