同じ空の下で

「そうだ。柚奈。」


「ん?何?」


「今日、新しい学校に教科書とかお前の荷物取りに行くけど、お前も来るか?」


お前も来るかって…。



「…当たり前じゃん。」


「そうか?」


「そうだよ…。」


だって、これから通う学校なのに私が行かないなんて変じゃない?








でも、少し怖い感じがする。



今から行く学校には思い出なんかなくて。



いつも側にいる美貴もいなくて。 






先生がいないのなんか当然で。




< 43 / 100 >

この作品をシェア

pagetop