姫取物語
お婆様と一緒にかぐやの額に浮かぶ汗を拭う。
「……どこか痛いところは?」
「お腹……痛い……」
「お腹……?」
熱なのに……?
「頭が痛いのでしょう……子供はどこが痛くてもお腹が痛いとしか言えませんから……」
さすがお婆様……。
「……帝はお休みになられてよろしいですよ? 外に行ったのでお疲れでしょう?」
「いいえ……大丈夫です。仕事がたまって五日間完徹したことありますから」
あれは死ぬかと思ったぜ。
「ですが……かぐやの病が移ってしまうかもしれません……」
「移りません。それよりお婆様が休まれたほうが……」
俺は体力があるがお婆様は俺ほど体力は無いだろう……。
「婆さん……休みなよ……帝は何しても大丈夫だから……」
おい……。
「……どこか痛いところは?」
「お腹……痛い……」
「お腹……?」
熱なのに……?
「頭が痛いのでしょう……子供はどこが痛くてもお腹が痛いとしか言えませんから……」
さすがお婆様……。
「……帝はお休みになられてよろしいですよ? 外に行ったのでお疲れでしょう?」
「いいえ……大丈夫です。仕事がたまって五日間完徹したことありますから」
あれは死ぬかと思ったぜ。
「ですが……かぐやの病が移ってしまうかもしれません……」
「移りません。それよりお婆様が休まれたほうが……」
俺は体力があるがお婆様は俺ほど体力は無いだろう……。
「婆さん……休みなよ……帝は何しても大丈夫だから……」
おい……。