姫取物語
「……欲しい?」
かぐやがあんまりにも見てるもんだから聞いてみた。
「え? いや、その……」
「子供は素直なほうが良いよ」
「子供じゃないもんっ!」
子供だ。と言われてムキになるかぐやは可愛すぎる。ちょっと弄りたくなってしまった。
「欲しいの? 欲しくないの?」
「……欲しい……」
「え?」
「ほーしーいー!!」
あ、自棄になった。
「はい、よくできました」
はい。とかぐやの小さい手に匂袋を渡す。
「ふぇ? 本当にくれるの?」
「もらえないと思ってたの?」
「うん」
「なんで?」
「帝だから」
「何それ」
大真面目に答えるかぐやを見ると笑ってしまう。
なんでこんなに真面目に答えているんだろ。
かぐやがあんまりにも見てるもんだから聞いてみた。
「え? いや、その……」
「子供は素直なほうが良いよ」
「子供じゃないもんっ!」
子供だ。と言われてムキになるかぐやは可愛すぎる。ちょっと弄りたくなってしまった。
「欲しいの? 欲しくないの?」
「……欲しい……」
「え?」
「ほーしーいー!!」
あ、自棄になった。
「はい、よくできました」
はい。とかぐやの小さい手に匂袋を渡す。
「ふぇ? 本当にくれるの?」
「もらえないと思ってたの?」
「うん」
「なんで?」
「帝だから」
「何それ」
大真面目に答えるかぐやを見ると笑ってしまう。
なんでこんなに真面目に答えているんだろ。