姫取物語
第弐拾参夜
「帝入ってきて良いよー」
「んー。あ、お婆様がかぐやのこと探してたよ」
「ばあさんが? 何で?」
「さぁ?」
「ま、良いや。髪拭いたら行こ」
「……髪拭くの手伝ってあげる」
「え? 良いよー。お風呂入ってきなよー」
「……かぐや、髪ふくの遅そうだから手伝うの」
と言いつつ帝はすでに櫛と布を手に持っている。
「んー。あ、お婆様がかぐやのこと探してたよ」
「ばあさんが? 何で?」
「さぁ?」
「ま、良いや。髪拭いたら行こ」
「……髪拭くの手伝ってあげる」
「え? 良いよー。お風呂入ってきなよー」
「……かぐや、髪ふくの遅そうだから手伝うの」
と言いつつ帝はすでに櫛と布を手に持っている。