姫取物語
「え? 自分の中にある何かが分からない……?」
「……うん」
「どういった……?」
「あのね……もやもやするの」
「もやもや……ですか?」
「うん」
「えーと……どういった時に……?」
「帝といる時……」
帝が隣に居ると、なんだかもやもやする……。
「あら……雅さん、それって『恋』なのでは……?」
「こい……? よく池にいる?! 俺の中に鯉がいるの!?」
「あ、いえ……え?」
美麗はかぐやが正真正銘の馬鹿なのをすっかり忘れていたようだ。かぐやからとんちんかんな答えが返ってきて美麗は戸惑ってしまった。
「……うん」
「どういった……?」
「あのね……もやもやするの」
「もやもや……ですか?」
「うん」
「えーと……どういった時に……?」
「帝といる時……」
帝が隣に居ると、なんだかもやもやする……。
「あら……雅さん、それって『恋』なのでは……?」
「こい……? よく池にいる?! 俺の中に鯉がいるの!?」
「あ、いえ……え?」
美麗はかぐやが正真正銘の馬鹿なのをすっかり忘れていたようだ。かぐやからとんちんかんな答えが返ってきて美麗は戸惑ってしまった。