姫取物語
「ち……智隼は……あの……」
「何々〜? 恋? 恋?」
思わず顔を赤らめて俯いた美麗をからかうかのように覗き込むかぐや。
「す……好き……です……」
「お〜!」
「……お恥ずかしい……」
あぁっ……! と、顔を隠し恥ずかしそうにかぐやから顔を背ける。
別に美麗がかぐやに告白したわけではないのだが、なんだかかぐやにしてしまったような気がしてとても恥ずかしいのだ。
「良いじゃん良いじゃん! 乙女って良いじゃん!」
「雅さんも乙女でしょう……」
「俺は男!」
れっきとした男!
たしかに、女みたいな顔だし、袿も女物だけど身体はれっきとした男なの!
「何々〜? 恋? 恋?」
思わず顔を赤らめて俯いた美麗をからかうかのように覗き込むかぐや。
「す……好き……です……」
「お〜!」
「……お恥ずかしい……」
あぁっ……! と、顔を隠し恥ずかしそうにかぐやから顔を背ける。
別に美麗がかぐやに告白したわけではないのだが、なんだかかぐやにしてしまったような気がしてとても恥ずかしいのだ。
「良いじゃん良いじゃん! 乙女って良いじゃん!」
「雅さんも乙女でしょう……」
「俺は男!」
れっきとした男!
たしかに、女みたいな顔だし、袿も女物だけど身体はれっきとした男なの!