姫取物語
俺は頑張って帝を退けようとした。ちゃんと話せないのがもどかしい。


「……嫌だ?」

俺は首をおもいっきり振った、もちろん縦に。

「ごめんね?」

少しは誠意があるやつだったのか……。

「じゃぁ、着物着直すの手伝ってあげよっか♪」



前言撤回。

やつはおかしい。
< 21 / 210 >

この作品をシェア

pagetop